愛犬が急死した日は、ただただ泣いていました。でもやらなきゃならないこともいろいろあって、できることをやりながら、泣いていました。翌朝はみぞおち辺りが冷えてるような感じで、あまり食欲もなく、何をやっていても全然楽しくない感じで、愛犬のことを思い出してはめそめそしていました。そんな私を見かねてか、娘がいろいろとケアしてくれました。今日はやっぱり思い出してはめそめそしていますが、若い時からの写真や動画をたくさん見て、最近急激に動作が緩慢になってきていて、眠る時間も増え、寝入る時や目覚める時の行動も変化してきていたことに思い至りました。ごはんは案外食べているのに、背骨がゴリゴリするような感じで少しずつ痩せてきていたり、排せつや食事も手を添えていないとうまくいかない状態だったり、うまく歩けなかったり、うまく寝ころべなくて、抱っこして直してもらったり・・・日常生活のあらゆる面でギリギリな感じになっていました。単なる老化だと思っていたのですが、違ってたのかもしれませんね。早く気づいて病院で調べてもらって治療していたら、もう少し長生きできたのかなとか、後悔がないわけではありませんが、16歳2か月なので、飼い主として大きな決断をたくさん求められたのかもしれません。前日に大好きなおじいちゃんと会えて、晩御飯もたくさん食べて、当日の朝も大好きなかぼちゃいなばを完食し、お昼ご飯の準備をするおかあさんを隣の部屋から見つめ、お昼寝して起きたら倒れ、4時間後に死亡。かかりつけ医までは車で30分。その日はうちの車は出払っていて、それに日曜は午後が休診。症状は刻々と悪化し、声をかけ、なでてあげるぐらいしかできませんでしたが、結果としてはそう悪くなかったのではないかと今は思っています。というか思うようにしています。健康寿命は生き切ったよね。
「いつまでも生きるわけじゃないし、平均寿命も超えたし、今はもうアディショナルタイムだよね」と、別れを覚悟していたつもりでしたが、あまりにも急だったので考えがまとまりません。飼育にお金がかかるので、「我が家で最後のぜいたく品」だと思っていたのですが、隣で眠っている姿を見てるだけでも、とてもぜいたくで幸せな時間だったと失った今痛感しています。本当に16年間ありがとう。